賃貸物件の選び方やチェック方法

現地の確認になります。部屋の下見(見学・内見)はとても重要です。
今度は図面だけ、話だけではわからなかったところをしっかりチェックしていきましょう。今回はその際の参考になるポイントをまとめましたので、手にもってチェックしてみましょう!

室内のチェックポイント

設備

エアコン

最近では全室についていることが一般的かと思います。

実はエアコンも部屋の判断基準となる部分です。きちんと動作するかの確認はもちろん、備え付けのエアコンがどの年式も聞いておくのがおすすめです。
10年以内であれば比較的新しいかと思いますが、古いものだと思ったよりも電気代がかかりやすくなることもありますので、気にするといいです。
なお、クリーニングが入るかもしっかり把握しておきましょう!

キッチン

■単身用賃貸
部屋の大きさによって大きく変わります。特にコンロの数は部屋によって違うので、自身のライフスタイルに合わせて確認しましょう。
また、ガスコンロかIHかで持っている調理器具を買い替えせざるを得ない場合もあるので、手持ちの器具との使い勝手の確認も大事です。

■ファミリー用賃貸
最近は、新しい広い間取りになるとシステムキッチンが備えついている物件もあります。
家庭のライフスタイルにあったものを選べるよう、よく見ておきましょう。

お風呂

単身者用賃貸にはあまり無いですが、ファミリー向け賃貸には追炊き機能がついているところが あります。
しかし、沸かしなおしがすぐできるといって一日に何回も沸かしなおすと、実際は給湯器でお湯を出すガス代よりも追炊き機能を使ったガス代の方がかかってしまうケースが多々あるようなので、ライフスタイルに合った設備を選ぶのがポイントです。

その他

設備はもともと備え付けているもので、故障などがあった場合原則的には貸主が処理してくれます。エアコンやガステーブル、蛍光灯などまれに前の入居者が置いていってる場合がありますが、それは設備にはならないことが多いので修理などは入居者の負担になることも。
カーテンレールがついているか雨戸があるのかなども見逃せないポイントです。

収納

収納には押入タイプ・クローゼットタイプがあります。和室には押入れが洋室にはクローゼットがついている場合が多く、衣類がかけれるのか布団が収納できるのか気にしておくといいです。
ただ、最近では便利なグッズも多くあるのでカスタマイズしやすいかというのもポイントになるかと思います。
あと気になるのは湿気です!収納の床面に手を置いて湿気がないか確認しておきましょう。
その他台所の収納や靴箱なども自身の荷物と照らし合わせてチェックしておきましょう。

日当たり

書面上南向きとなっていても実際は目の前に建物があれば日は当たりません。こればっかりは現地を確認しないと判断がつかないです。
基本的には南向きが一番好まれるが、東向き・西向きでも時間によって日は当たるので日中の過ごし方を気にしてみるのもありです。窓の大きさや風通しの良さなども大切です。

コンセント

電話の差込口やテレビの端子などの場所もしっかり確認して部屋の配置を考慮した部屋選びをしましょう。
大切なのは電圧です。単身物件では20A、ファミリー物件では30Aは必要。物件によっては電力会社に頼んで電圧を上げることもできるので確認してみましょう。

ガスコンロ

まずはガスコンロか電気コンロまたはIHクッキングヒーターか確認しましょう。単身物件には安全のため・省エネのため電気コンロが使われているケースが多いです。シンクの大きさ、調理台があるかないか、冷蔵庫置き場がどこにあるかなどもチェックしておきましょう。

防音

建物の構造も気になりますが部屋の配置などにも目を置いてみましょう。これは間取図でもわかる場合があるが隣の部屋との接点(壁面)も現地の方がどの面がくっついているか?など確認しやすいです。
外の音は部屋のドアが開いているとき、閉まっているときでも違いがあるので注意しましょう。 騒音がひどくても窓やドアの厚さが意外としっかりしていて閉めると大丈夫な場合もあるのでそこもみておきましょう。

ベランダ

広さや日当り、周りの環境などをチェックしましょう。マンションによっては外観を気にするため手すりに布団が干せないところもあります。そういう場合は物干し竿が外から見えないところに備え付けてある場合が多いです。
エアコンの室外機が置けるか、避難ハッチはあるかなどもチェックポイントです。

ネット環境

最近ではあらかじめネット無料と謳っている物件も増えてきました。ご自身の利用状況に合わせて物件選びをするのも良いかもしれません。
また、リモートワークをする方はネット環境はとても重要です。ご自身の仕事内容と照らし合わせて利用できるネットプランがないかチェックしておくのもいいでしょう。

敷地内チェック

自転車置き場

場所や広さのチェックをしましょう。大家さんによっては駐輪代をとる場合があるので確認してください。
スクーター(オートバイなど)は駐輪禁止の場合が多いので必ず不動産屋さんに確認しましょう。
屋根があるかないかもポイントです。

駐車場

駐車場を物件といっしょに借りても、近隣の場合と敷地内の場合とでは買い物の際などの利便性が変わります。物件との距離を確かめておきましょう。敷地が砂利なのかコンクリートなのか土なのかも念のためチェックしましょう。
一般的にはコンクリートの方が好まれますが、砂利や土の場合は多少駐車場代が安い場合があります。
大きい車を持っている人は隣との感覚も確認しましょう。せっかく借りても出し入れに苦労することも。もちろん隣に大きな車があるかないかも大事です。

ゴミ捨て場

ゴミ捨て場は物件専用に用意されている場合と近所のゴミ捨て場の場合があります。
物件専用に用意されている場合は、屋根と扉がついているか要チェック。カラスなどが荒らさないような対策がされているかも気になるところです。
ゴミの指定日やゴミの分類は各地域で異なるので確認を。

死角の有無 防犯

意外なところに死角が隠れている場合があります。ベランダの前は見通しがあまり良すぎると外から見えてしまうし、かといって悪いと下着泥棒や空き巣など犯罪が起きるケースも。
周辺もしっかり見ておきましょう。
自転車置場は死角になっていないか、玄関の前は…など実際に見ておくと安心できる点はたくさんあります。最近はエントランスがオートロックになっているマンションが増えていますが、そういった物件での犯罪が全くないというわけではありません。ご自身で出来ることも含め防犯意識をもって内覧してみましょう。

宅配ボックス

家を空けているときに便利な宅配ボックス。非対面での受け渡しにも一役買う設備はあると助かります。
通販をよく活用される方は特に気にしておくといいですよ。

近隣住人

じろじろと見るものではありませんが、玄関前の様子やベランダの雰囲気などを知るのは大切です。
子供がいるかいないか、男性なのか女性なのか…把握してみるのも大切です。

周辺チェック

環境

周辺の環境は住むうえではとても大切です。駅からの道のりを歩いてみたり、周辺をぐるっと確認するのもいいでしょう。昼と夜では環境にも変化があるので昼・夜と確認してみるのも参考になります。近隣に交番や病院、公園などがあるかもチェックしておくといざというときに役立ちます。

買い物の便

コンビニやスーパーが近くにあるのか、何時まで営業しているのかなど確認しましょう。
その他自分の趣味を考えて必要なお店のチェックも忘れずしておくのも楽しみが増えていいですね。

駅までの距離

不動産会社が表示する「徒歩○分」というのは、一般的に80mで1分とされています。そのため、実際歩いてみると遠く感じるケースもあり、確認が必要です。車で案内してくれる不動産屋さんの場合は実際の距離を掴みにくいため、歩いてみましょう。

公共の施設

主に役所や図書館、郵便局、交番などの確認をしておきましょう。
公民館などの施設も確認しておくとイベントなどがあった際に楽しめるかもしれません。
また、災害があった際の避難場所になるケースもあります。

学校・保育園・幼稚園

子供がいるファミリーには一番大切です。
学校を探してから地域を限定して物件を探す人もいます。公立はどうしても学区が決まっているので事前の確認を!逆に学校のそばだとチャイムなどの騒音があるので気になる方はその点もチェックしておきましょう。

バス停

駅が遠ければバスの便を確認しましょう。時刻表や最終バスの確認も忘れずに。普段は自転車で通える距離でも雨の日は、という人も見ておくといざというときに便利です。最近は深夜バスなども多く走っているため利用する人も多いです。

最寄り駅周辺の環境

物件の周りに何もなくても駅にさえあれば大丈夫!ということで駅前の買い物の便は重要です。電車の時刻表や最終電車も見ておきましょう。駅まで自転車という人は駐輪場の確認も忘れずに。

騒音

上の項目をすべて補えているところ(便利なところ)は必ずといっていいほど線路または大通り、商店街などに面しているケースが多いです。自分の部屋探しに対する絶対条件を完備しながら騒音等に注意しておきましょう。