最近は様々なライフスタイルに合わせて賃貸暮らしの家族も増え、半数近くが賃貸物件に住んでいる地域もあると言われています。
お子さんがいる家庭で物件を選ぶとき、優先するものは『子ども』を取り巻く環境。
その物件が子育てに適しているかどうかは、お子さんだけでなくご両親の快適な暮らしにも重要です。
では、子育てに良い環境や居住空間とは?具体的に見ていきましょう。
ファミリー向け物件選びにおいて、チェックポイント1つ目は『子供がストレスなく、のびのびと暮らせるかどうか』。
子どもの年齢が上がるとともに様々な問題が浮上するものです。その際に需要なポイントは何か、ここで確認していきましょう。
子どもが室内でドタバタと走り回るのはもはや当たり前。あっち行ったりこっち行ったりとせわしないです。それも1階なら、どれだけ暴れても階下に迷惑がかかる心配がないので安心して過ごせます!
また、時々ニュースで流れる「ベランダから幼児が転落する」という事故。絶対に安全とは言い切れませんが、1階であれば、落下事故に関しても危険性を少しでも下げる事に繋がります。
同世代の子どもたちが多ければ、近所の子達との友達関係も築け親としても同じ立場の知人が増えることも。
また子どもの物音や大声などもお互い様なので、過敏になることが少なくて気が楽です。
また、子どもが多く暮らしている物件はつまり子育てに適している証拠。一つの判断基準として有力なポイントになるかと思います。
近所に公園のある物件を求めるご両親が多いですが、その公園も見通しの良い公園を選ぶことが大切です。
逆に自然(樹木)の多い公園は見通しが悪く、変質者の発生や夜間の視界の悪さもあるため、内見の際に確認をしておくことが大切です。
日中共に過ごす室内にも、気にするポイントがたくさんあります。
家事の合間やちょっとした休憩中にも子供に目が向けやすい間取りかどうか、ここで確認しておきましょう。
最近人気のアイランドキッチンやカウンターキッチンだと、リビングとキッチンが一体化しているので、料理をしながらも子どもの様子が確認しやすいです。また、カウンターごしに子どもとやり取りも出来て食育の一環にも。
また、広めのキッチンであれば、子どもと一緒にお菓子や料理のお手伝いをしてもらいながら一緒に作業することも出来ます。リビングが広ければ、子どもが小学校に上がっても宿題を見ることもでき、親子の交流の時間が多くとれます。
子供部屋に鍵があると、成長後に鍵をかけて閉じこもってしまう、なんてことも。お子さんが小さい場合だと鍵をかけてしまうなんて事故も。
また帰宅後にリビングを一度立ち寄る間取りだと、難しい年ごろでも様子をうかがうことも可能。
物件選びでは、『子どもの成長を考慮すること』も重要です。
独身時代は自分の都合で比較的簡単に転居が出来ますが、結婚して子どもが生まれ、転校や近所の子供達との付き合いを考慮すると、簡単に引っ越しするのは難しいです。
そのため、子どもが成長しても困らない物件選びをしていきましょう。
兄弟が同性同士なら一部屋でも対応できる場合がありますが、性別が違う場合、小学校の高学年から遅くとも中学生までには部屋を別々に用意する必要性が。 たとえ狭くても、子ども部屋が二部屋以上確保できる物件が望ましいです。
子どもが大きくなるにつれて、学校や習い事などさまざまな荷物が増えていきます。
例えば幼稚園で描いたラクガキのような思い出の品や、成長と共に変わっていく洋服類・オモチャ・勉強道具など。特に幼児期のみに使用する歩行器やベビーベットなどのベビー用品は、まだ十分使えるうちに不必要になり、その後の家族計画を考えると捨てられない人も多いです。また、家族でお出かけするのにグッズを増やすとそういったものを置くスペースがあると、楽しみが増えますよね。
あらかじめ収納スペースを余分に確保しておきましょう。