賃貸契約費用や一人暮らしの初期費用

部屋を借りるためにかかる費用

一般的に賃貸物件の家賃は『収入の3分の1』と言われていますが、実際にそれぞれの生活の仕方によって家賃にかける費用は変わってきます。
賃貸契約時の『入居費用』のことだけを考えるのではなく、日常の生活費もしっかりと頭に入れて部屋探しをするのが大切です。

STEP1 部屋を借りるためにかかる費用

賃貸物件を借りるときの費用の目安は家賃『3〜5ヶ月』といわれています。
その内訳を見てみましょう。

敷金 家賃の1〜2ヶ月分 大家さんに修繕費用や家賃滞納などに当てる費用などの目的で預けるもの。一般的には家賃の2ヶ月分とされているが物件によっては3ヶ月・1ヶ月などもある。退去時には返却されることもあります。
礼金 家賃の1〜2ヶ月分 大家さんに対して謝意を込めて支払うお金。一般的には1〜2ヶ月分が相場。『金融公庫融資物件』や、長期間空いている部屋や大家さんの考えで礼金なし!というケースも。退去時には戻るものではありません。
仲介手数料 家賃1ヶ月分に
消費税10%
お客様・大家さんから不動産業者が手数料として貰い受けるお金です。
双方合計家賃の一ヵ月分が多いです。
日割り家賃 家賃の1ヶ月分
(日割計算)
入居開始月の家賃。月初めの入居のときは1ヶ月分支払うが、月の途中からの入居の場合、日割り家賃として入居する日数分の家賃を 日割り計算で支払います。
火災保険料 2年間で
15,000円〜
25,000円くらい
賃貸物件の場合入居者の加入義務付けられる場合が多いです。主に、火災・水漏れを起こしたときの賠償責任や家財一式、盗難が起きた時の保証。単身入居・家族入居では保険料に違いがあります。
保証会社の
料金
2年で家賃の
25%〜30%程度
従来の「賃貸借契約」における「保証人」のかわりに「保証会社」が大家さんまたは入居者を保証するシステム。
このシステムは「保証会社」によってサービス内容・保証内容・審査内容等が異なり、近年では保証人と同時に契約をすることが必須になっているケースも見受けられます。

STEP2 引っ越すための費用

引っ越しは引越業者に頼むケースと自分で行うケースがあります。
自分に合った方法で計画を立てましょう。

単身者の場合 家族の場合
引越業者に
頼む

10,000円〜
50,000円くらい

30,000円〜
200,000円くらい

最近では荷造りからすべてしてくれる引越業者も多く、費用に糸目をつけなければ引っ越しが楽に行えます。

単身の場合『単身パック』など荷物の少ない人用に用意されている場合もあります。

家族の場合は荷物の量にも差があるが、2Kに入るぐらいの荷物なら30000円〜50000円程度。多くの業者は作業員の人数によっては金額は上がります。

荷物が多いという人は注意!特にピアノや車などには別途費用が場合があるので見積の段階でしっかり確認をしておきましょう。

レンタカーを借りる

10,000円〜
20,000円くらい

20,000円〜
30,000円くらい

レンタカーの場合は一度で運べるようになるべく大きな車を借りるのがポイントです。
ガソリン代費用も頭に入れて運転にも注意しましょう。

宅配便を
利用する

8,000円〜
20,000円くらい

考えない方が○

最近では荷物の量、質、品物などによってもかなり違いが起きるもので、本当に荷物が少ないという人以外は宅配便を使った方が得かもしれません。
ダンボールで4〜5個以上+布団などがあるという人は引越業者やレンタカーを使ったほうが無難です。

家族・友人
に頼む

10,000円くらい

20,000円

費用はかなり抑えられますが、人に頼むからにはうまく予定を組む必要があります。
自分の都合で進めるわけにはいかないので注意を!多少の御礼も考えて・・・あと自分の車ならまだしも、人に車を借りた場合はガソリン代なども考えてましょう。

STEP3 生活用品にかかる費用

賃貸暮らしはこれくらいかかるもの。
平均を知って、自分なりの工夫をこなしてみましょう。

単身者の場合 家族の場合
家電

30,000円〜
150,000円くらい

80,000円〜

人からもらったり、リサイクル品を購入すると安くなりますが、初めての賃貸暮らしなら、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・掃除機などが必要となります。一人暮らしの場合はそれぞれ小さなもので済むが、新婚さんなどは大型のものを揃える必要があるためかなりの予算がかかると考える必要があります。

家具・寝具

30,000円〜
くらい

150,000円〜
くらい

家具は”ぴんきり”ですが最小限揃えるとしてもこれくらいはかかると見積もると安心です。ベット・布団・棚など…新婚さんなどはその他食器棚・洋服ダンス・ソファー・ダイニングテーブルなど大型家具が必要。品物によっては1,000,000円ではすまない場合も。

その他雑貨

20,000円〜

50,000円〜

意外とこまごまとかかってしまうのが雑貨類。調理器具や食器・洗面用品・ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの消耗品などネットなどでまとめて買ってしまうとお得に済む場合があります。

合計

80,000円〜

280,000円〜

お部屋を借りるだけでは生活できないのが現状です。しっかりとプランを立てて上手な買い物をしましょう。

STEP4 生活するために必要な費用

家賃以外にかかる項目をご紹介いたします。
全体を考慮したうえでの計画的な資金運用をしていきましょう。

単身者の場合 家族の場合
食費

10,000円〜30,000円

20,000円〜50,000円

平均的にはひとり暮らしの場合30000円くらいだといわれていますが、勤務状況や通学、自炊の有無でも大きく変わります。ふたり暮らしの場合は平均的に50000円と言われています。

光熱費

7,000円〜

15,000円〜

光熱費は基本料金がかかります。その他、夏には冷房、冬には暖房と考えると季節によっての変動も考えていかなければいけません。
最近では電力会社を選べるようになりました。始めに調べておくと少し抑えることも可能かもしれません。

電話代(携帯電話含む)

3,000円〜

8,000円〜

最近では一般の電話を使わず、携帯電話だけを利用する人がほとんどとなりました。格安スマホ等、自分の使用量を考えて料金を比較してみよう!そして自分に合ったプランを取り入れてみるのもおすすめ。
最近ではwifiとセットにしている人も多いそうです。

外食・交際費

10,000円〜

20,000円〜

レジャー、おでかけ、ちょっとした外食など、日々を楽しむのに欠かせない費用です。たまには友達と飲みに行ったりなんて考えるとこれくらいはかかってしまうものです。

保険・貯蓄

10,000円〜

20,000円〜

年金、健康保険など、将来を見据えた費用は考える費用があるでしょう。将来のことを考えての貯蓄も必要な場合も。